セスジキノボリカンガルー

キノボリカンガルー属

セスジキノボリカンガルーの基本情報

セスジキノボリカンガルー

英名:Goodfellow's tree-kangaroo 学名:Dendrolagus goodfellowi 分類:双前歯目カンガルー科キノボリカンガルー属 生息地:インドネシア、パプアニューギニア 保全状況:EN<絶滅危惧II類>

猫背なのにセスジ

セスジと聞くと僕はどうしても背筋がピンッとした姿を想像してしまいますがセスジキノボリカンガルーは違います。

実際、背筋は良くはなく猫背に近いですww

背中から尾にかけて白い2本の筋が入っていることでセスジキノボリカンガルーという和名がつけられました。

この筋はそれぞれ異なるため個体識別に使用されています。


尾にはリング状の模様があり、その長い尾を使って、樹上でバランスを取って生活しています

セスジキノボリカンガルーの生態

分布

セスジキノボリカンガルーはインドネシアとパプアニューギニア領であるニューギニア島にのみ分布しています。

多雨林で生活しており、標高1,200~1,500mの限られた範囲でのみ採集例がありますが、実際の生息範囲はもう少し広いと考えられています。


食性

普段は木の葉木の実果実類などを食べるが、植物質をバクテリアによって分解させるため、胃は反芻動物のように大きくなっている。

また、多くはないが、やそのヘビなどのタンパク質も食べることがあります。

形態

体長は55cm〜65cm、体重は6kg〜9kg。


樹上での生活に適応し、前肢はがっしりし、体の割には小さく短くなっており、前肢には木に引っ掛けるための長い爪を持ち、握力も強いためそれを使って木に登ります。

また、尾は体長より長くなっていますが、他のカンガルー属のように太くはありません。


カンガルーの仲間は後脚でジャンプをしながら移動しますが、キノボリカンガルーは歩く時、後肢を交互に動かして前後に歩くことができます。


毛色は栗色や赤褐色のような色合いで、喉から腹側にかけてや四肢の先などは淡く、クリーム色のような色をしている。



背中は上記で説明した通り白い筋が2本入っています。


有袋類のためメスのお腹には他の種と同じように育児嚢がちゃんとあります。


行動

キノボリカンガルーは頭を後ろ足の間に入れて丸くなり、背中のつむじを1番高い位置に置いて休みます。


そうすることで毛並みが全て地面の方へ向かい、雨に濡れても雨のしずくが下へ落ち、地肌を濡らさずにすむのです。


雨の多い熱帯林に生息している動物の知恵ですね。



彼らは生活の約60%を睡眠に費やしていますが、睡眠のために巣を作ることはないそうです。


跳躍力は驚くほど優れていて、木の上から離れた別の木へ、下方に向かって10m程も跳ぶことができる。


また、地面へは、18m程もの高さの木の上から飛び降りることもできるとも言われている。



繁殖

飼育下での妊娠期間は21~38日程度と言われているが、長ければ45日程かかるとも言われている。


雌の腹部には育児嚢があり、ふつうは1産1子を出産します。
生まれたばかりの子どもは自分の力で育児嚢に入っていき、10~12ヶ月程の間は育児嚢の中で成長する。



また、育児嚢から出た後も、数ヶ月の間は授乳され、雌は2年程度、雄は遅くて、4年を過ぎる頃に性成熟する

セスジキノボリカンガルーの仲間

その他の種は現在順次更新中です。もうしばらくお待ちください。

人間とセスジキノボリカンガルーの関係

保全状況

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されている。

開発や採掘による生息地の破壊、食用の狩猟などにより生息数は減少している。

飼育する動物園

絶滅危惧種のセスジキノボリカンガルーですが、日本では現在1ヶ所の動物園でのみ見ることができます。

日本でセスジキノボリカンガルーを飼育しているのはよこはま動物園ズーラシアのみになります。

ズーラシアでは彼らの生息地に合わせて樹の上に巣を作って、来園者がセスジキノボリカンガルーの自然な姿が見られるような展示をしています。

セスジキノボリカンガルーは世界中でも50頭程度しか飼育されておらず、繁殖に成功すると国内では初の事例となります。


下記にセスジキノボリカンガルーを飼育している動物園をまとめましたのであなたの素敵な動物園ライフにご活用ください。

動物園所在地
よこはま動物園ズーラシア神奈川県横浜市
追加情報がありましたらコメントにてお知らせいただけますとありがたいです。

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